FM三重「ウィークエンドカフェ」2010年02月20日放送
今日のゲストは「くまの体験企画」代表の内山裕紀子さんです。
内山さんは、熊野古道、吉野熊野国立公園をフィールドにエコツーリズムを展開中です。
最近はパワースポットとして30代の女性のお客様が多くこの地を訪れ、花の磐神社での瞑想や七里御浜海岸の散策などで、心を癒し、パワーを充電されています。
人気のコースは「はじめての熊野古道」と「あなただけの熊野古道」。
さあみなさんはどっちのコースから熊野古道を歩く事、始めてみますか?
■きっかけは・・・
まだガイドじゃなくて健康づくりのために熊野古道を歩いているときに、峠をこえてきた人から話かけられたんですよ。
「熊野古道ってここですか? 熊野古道ってそもそも何なんですか?」って。
聞かれた私も困ってね。当時は地図も道しるべもなかったですし。
熊野古道が世界遺産に登録されることが決まって、これはガイドのような存在がいるなと思ったんです。
■なぜ仕事に・・・?
屋久島のビジターセンターで働いている学芸員との出会いがきっかけです。
屋久島が世界遺産に登録したとき、どっとお客さんがきて大変だったらしいんですね、そんな話を聞いているとき、ふとガイドさんの話になったんですよ。
屋久島には200人近くのガイドがいるらしいんですが、すごいのはみんな経済的に自立しているらしいんです。
すごいなあと感動したんですよ。
地域の資源を活用して仕事ができてるなあ、って。
それでエコツアーとしてやっていこうと・・・。
■はじめるにあたって注意したことは・・・
地域の資源を利用して商売させていただくんですから、自分だけが儲けるんじゃなくて、地域みんなで潤うようにはどうしていけばいいのか考えました。
いまは8名のガイドさんに登録してもらって、熊野古道や吉野熊野国立公園を案内しています。
■どんなツアーを・・・?
お客さん個人個人の好みにあわせてサービスを提供している。
これが個人向けガイドの強みですね。
私どものお客さんは女性が多いんです。
いまはパワースポットを巡るツアーが人気。
お客さんに一番接する仕事なので、お客さんの声を聞かないと。
またその声を地域に伝えたい。
私たちはお客さんに学ばせてもらっているんです。